ゼロトラストを導入すれば安心です

マルウェアとはコンピュータウイルスやワーム、トロイの木馬やスパイウェアなどの総称です。これらはユーザーの端末に不利益をもたらす悪意のあるプログラムで、一般的なファイアウォールだけでは防ぎ切ることができません。悪意のあるソフトウェアは全てマルウェアに含まれており、種類は年を追うごとに増え続けています。例えばコンピュータウイルスはプログラムの一部を書き換えて自己増殖します。

ウイルス単体では存在できないためプログラムの一部を改ざんして入り込み、分身を作って増えるという特徴があります。メールの添付ファイルを使えばファイアウォールが設定されていても端末にマルウェアを感染させることができます。これまではファイアウォールに守られた企業の社内ネットワークが安全であると考えられてきました。ネットワークの境界に障壁を設置すればある程度の攻撃を防ぐことができますが突破する方法が存在します。

新たなセキュリティモデルとして多くの企業が導入を進めているのがゼロトラストです。ゼロトラストは従来のセキュリティモデルとは異なり、社内ネットワークの安全性を信頼しないことを前提としています。この手法を導入すると社内ネットワークへのあらゆるアクセスについてユーザーや端末、時間などの要件確認が行われます。要件が確認できなければアクセスが拒否されるため、マルウェアは情報を盗み出すことができません。

ゼロトラストによる適切な要件確認によって社内ネットワークを安全に運用できます。